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敬語を身に着けるのは何のため?

こんにちは。コンサルティングオフィスnib.の北村朱里です。

今日は、佐賀歯科衛生専門学校にて授業でした。今年度全10回のうち2回目です。

今回のテーマは「敬語」。尊敬語とか謙譲語とかを学ぶのですが、その前に私が必ず触れているのは「敬語は何のために身に着けるのか」ということ。

学生たちに聞くと「社会に出て困らないため」「上下関係を円滑にするため」「自分が恥ずかしくならないため」といった答えが返ってきます。すべてその通りなのですが、それに加えて、こんな考え方もあるよと伝えたいことがあります。

私は、「敬語はコミュニケーションのパスポート」だと思っています。パスポートがなくても国内で暮らすぶんには困らないように、敬語ができなくても家族や友人の中で生きていくには何の問題もありません。でも、敬語が身に着いていれば、社会に出ていろんな人と話せるし、いろんな仕事もできるし、あこがれの人と話すチャンスだってつかめるかもしれない。たくさんの国を旅するように、自分の世界が格段に広がるんです。

社会に出る者の義務としてというより、人生を豊かにするツールのひとつとして、敬語を学ぶことを楽しんでくれたらうれしいな。ちょっと大げさかもしれませんが、私はそう思っています。