カテゴリー別表示

目上の人に受け入れてもらいやすい意見の言い方

先日、佐賀市のコミュニティラジオ「えびすFM」の番組にゲスト出演させていただき、仕事のことや思いなどいろいろお話させていただきました(冒頭の写真はパーソナリティの迎実恵子さんと。すてきな女性でした!)。

その時にメッセージをお寄せいただいたのですが、時間の関係でご紹介できなかったご相談にここでお答えしようと思います。

私は今チェーン店の一店舗でパートで10年近く働いているのですが、正社員の若い方や別店舗から異動してきた方がいたり、上司が変わったりする中、長く同じ店舗にいる身として思うところがいろいろあり、口出ししたくなる場面が多々あるのですが、パートという自分の立ち位置でどうやって気分を害さず伝えられるかによく悩むので、北村さんに相談したくなりました。

これは本当に悩むシチュエーションですよね。そんな中、伝えることから逃げずに向き合おうとされている姿勢がまずはすごいなと思いました!

こういうのは正解がないことではありますが、私なりに「こうするのがいいと思います」という考えをお伝えします。

自分を主語にして、「感想」として伝えてみる

「あなたはこうしてください」という命令だったり、「これって使いにくくないですか?」という意見は、目上の人に言いづらいし、聞くほうも素直に受け入れられないかもしれませんね。

そこで、相手ではなく自分を主語にして、命令や意見ではなく「感想」として伝えてみる方法がオススメです。

例:「私はこうしたほうがいいんじゃないかなと思いました」「私が見た感想としては、ちょっと使いにくいような気がしました」

「私」からスタートすることで相手に命令や指示をしているのではないことが伝わりますし、「思いました」「気がしました」と感想文のように言うことで「意見された感」をやわらげることができます。それでいて「私はこうしたほうがいいと思っている」という情報は相手の耳に入れることができるというわけです。

そのほか、「ちなみに私が前やったときは、こういうふうにしました」というちょっとした報告のような言い方もオススメです。

命令や意見は聞いてもらいにくくても、感想や報告なら聞き入れてもらえる可能性が高まるのではないかと思います。よかったら試してみてください!


「現場ですぐ使える」「リアルに役立つ」とご好評をいただいています
コンサルティングオフィスnib.のビジネスコミュニケーション研修

こんな仕事をしています!
代表 北村朱里の実績