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「ほめ上手」になるよりも

今日、専門学校の授業で話したこと。

「ほめ上手になりたい」っていうのをよく聞くけれど、それならやってみてほしいことがある。

それは、相手に対して抱いたポジティブな感情はちゃんと言葉にして伝えること。そしてそれは思ったときにすぐ伝えること。

特に「ありがとう」「うれしい」「すき」の言葉は、惜しみなく使ってほしいということ。

なぜか。それはシンプルに、そうされたほうが相手はうれしいから。それと、その時に言わないと、もう二度と伝えることができないかもしれないから。

「ほめ上手ですね」って言われることが多いわたしだけれど、それはわたしが相手に対して抱いたポジティブな感情をなるべくその場でストレートに伝えるようにしているからだと思う。

そして、それは、そうすることができずに後悔した経験があるから。

とても大切な親友がいて、高校時代からずっと一緒にいてくれて、うれしかったし、ありがたかったし、とてもすきだった。けれど、仲がいいからこそ照れくさくて、ちゃんと伝えたことがなかった。いつもくだらない話をして、またいつでも話せると思っていた。そう思ってあの日も電話を切った。けれど、次はなかった。彼女はこの世からいなくなってしまったから。

「いつも会っている人が、いちばん会いたい人」というのも聞いたことがある。いつでも会えると思っていても、また近いうち会えるとわかっていても、その時の気持ちはその時に伝えたほうがいいなあって思う。できるだけそう心がけている。

「ほめ上手になりたい」っていう人は、ほめる技術を身に着けたいっていうよりは、きっと相手をよろこばせたいという気持ちのあるやさしい人なんだろうなって思う。それなら、自分の感じたままの気持ちを相手に伝えるだけでいいんだよね。

授業で話すこと、学生の皆に対して話しているようで、自分に向けて言っていると、いつも思います。