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北村朱里が個人事業を営み続けるために大切にしていること

こんにちは。コンサルティングオフィスnib.の北村朱里です。

自分の考えを自分でまとめるのは難しいけれど、会話をしてくれる相手がいるとすんなり言葉にできた、という経験のある人は多いと思います。私もついこの間、そんなことがありました。

ある学生と一緒に昼ごはんを食べた時「北村さんが、個人事業主として仕事を得続けるために心がけていることは何ですか?」と聞かれたおかげで、自分が大切にしていることを言語化して見直せたのです。

今日は、私が個人事業主として仕事をするうえで大切にしていることをご紹介します。

目の前の仕事に120%の力で取り組む

どんなに小さな仕事でも、引き受けたからには120%の力で一所懸命取り組む。期待を超える成果を目指す。それは仕事をするうえで当然あるべき姿勢と言えますが、その積み重ねが「わらしべ長者」のようにだんだんと大きな仕事につながっていくきっかけにもなります。

私の「わらしべ」エピソードをひとつ。

私が独立したばかりで、「講師」と名乗ってはいたもののまだぜんぜん仕事がなかった頃。ことの流れで、とある事務所で電話番をすることになりました。自分のメインの仕事をやりながら電話が鳴ったら出るという感じで、もちろんそれで報酬がもらえるとかいうわけでもありませんでしたが、留守を預かる身としてできる限り丁寧に対応していました。

そんな日が続いた折、事務所に出入りしているとある方から「うちのクリニックで電話応対の研修をしてくれませんか?」と声をかけられました。その方は歯科医院を開業している先生のご親族。どうして依頼してくださったのですか、と聞くと「朱里さんが講師をしているのは知っていたけれど、実際に良い電話応対しているのを聞いて説得力があるなと思って」。

後日私はその歯科医院で10名くらいのスタッフさんを対象に電話応対研修をし、おかげさまで好評をいただきました。

それから数カ月後、その方からご連絡があり「専門学校で話し方の授業をしませんか?」。聞くと、歯科医院の院長先生が専門学校の校長先生に私のことを紹介してくださっていたのだとか。そしてちょうど、これまで話し方の授業を担当されていた先生がご退任なさることになり、次の講師を決める必要があったのだそうです。

そうして私は翌年度から毎年、佐賀歯科衛生専門学校の非常勤講師として話し方の授業を担当することになりました。

タイミングも良かったですが、もしも最初の電話番をいいかげんにやっていたらこうはならなかった。どんなに小さな仕事でも、やるからには全力を尽くす。それが次の仕事を連れてきてくれるのだなと実感しました。

人との出会いを「点」で終わらせず「線」にする

これは私がある友人から学んだことです。生まれも育ちも佐賀である彼女と一緒に街を歩いていると、いつもすれ違う人に「〇〇さーん!」と声をかけられます。当時まだ佐賀に住み始めて6年くらいだった私は、彼女を見て「ずっと地元に住んでいると知り合いが多くていいな」「私は移住者だからそんなふうにはなれないなー」と思っていました。

ある時私は彼女に聞いてみました。「今声をかけてきた方はなにつながり?」「あーあの方は〇年前に〇の仕事で一緒になって……」「その前の人は〇年前のイベントで……」そんな話を聞いていると、彼女が多くの人に声をかけられるのは、単に長年住んでいるからというだけでなく、知り合った人との関係をちゃんと継続させる努力をしているからなのだとわかりました。人との出会いを「点」で終わらせず「線」にできるかは自分次第なのだと。移住者だからできないなんて思った自分がなんだか恥ずかしくなりました。

それから私は、仕事などで出会った人と「また話したい」と思ったら連絡先を交換したりSNSでつながったり、会いに行ったり話しかけたり、そういう行動を自分からするようになりました。もちろんそれは「仕事がほしいから」やっているわけではなく、人とのつながりが豊かなほうが人生は楽しいよね、と思うから。でも結果的にそれが、仕事を紹介してもらえることにつながったりしているのは確かです。

チャンスは自分でつかむものだけれど、それを連れてきてくれるのはいつだって他人。他人との関係性を大事にする人は、ちゃんと仕事との出会いにも恵まれるものだと思います。

 

私としては、いただいた仕事を一所懸命やるのは当たり前だし、いろんな人とつながっているほうが楽しいと思ってやってきただけなのですが、今はそれが新しい仕事との出会いにつながるかもとワクワクする気持ちでやっているところもあります。人に誠実でありたい。人の期待に報いたい。人との関係性を大切にしたい。そういう思いで仕事をすることが、私が大事にしていきたいスタンスなのかなと思いました。


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